ああもうネットジャンキーなるとはこういうことか.
こんな記事を拾ってしまうから,パラボナミニは手放せないよ……
国際標準は(消費者の無意識的な選択で決められるのではなく)競合者間の苛烈な競争と駆け引きによって強引に定められるものであり,敗者に未来は無い.日本企業は(長年培ってきた)垂直統合組織を武器に,デジタル家電の標準策定のバトルに臆することなく立ち向かえ,という記事.
以下,NeonsWiredSymphonyさんの『「デジタル家電バブル」の落とし穴(?)』から結論のところだけ引用.
デジタル家電業界が垂直統合型企業にとって有利な状況にあるのは事実ですから、
今こそ日本発の国際標準を獲得するために形振り構わず競争に突き進むしか
日本復活の道はない、というのが正解だと思います。
批判対象である池田さんの記事の奇天烈な箇所をクールに爆砕しながら上記の結論を導出しているので,非常に説得力があるなあと感じる.
私たち日本人の所得をいまさら中国や東南アジア諸国の人たち並みに下げるわけにはいかないとすれば,得られる所得に見合った価値を生み出していくしかない.だけど,そんな価値を競争相手に先んじてひり出し続けることができれば苦労はないわけで,自分の立場を固めて競争に有利となるような国際標準をゲットする必要が生じてくるが,それには説得力なり武器なりが必要となる.
つまり私たち日本人が食いっぱぐれないためには,池田さんが馬鹿にする「垂直統合型企業」という鉄砲に「生み出した価値=要素技術」という弾を充填して,下ッ腹に気合を入れて標準策定の戦争に臨まなくちゃならない,ということかな.そのあたり,アメリカの方々は置かれている状況(賃金の問題)も日本とそれと違いはなく,問題を自覚的に認識しているように見えますね.
池田さんの記事もデジタル家電を売りつけるためのコンテンツに言及している部分では私的に頷ける部分も多いんだけど,結論に至るまでのプロセスがアレなので氏の主張はまともに受け取れないんだよなあ.
私個人の課題としては,同じ入力を受けてかたやおちゃらけた揚げ足取りに終始,かたや完成度の高い批判記事に昇華,というアウトプットの差をめげる方向ではなく己に喝を入れる方向に転じて,NeonsWiredSymphonyさんレベルの人と相対するだけのインテリジェンスを獲得しなくちゃいけない,ということになると認識.さもなければ,私個人の未来はなさそうだ.
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